原子力発電
世界の原子力発電

世界で最も原子力発電所を保有しているのはアメリカです。2009年4月オバマ大統領はプラハで「原子力発電解禁」宣言ともとれる演説を行っています。

アメリカでは1979年スリーマイルス・アイランド原子力発電事故以来表面上は原子力ビジネスは沈静化していたのですが、それでも100基以上の原子力発電所を保有しています。しかしオバマ大統領の「プラハ演説」以降世界は原子力ビジネスが大きく舵取りを行おうとしています。

ところが2011年3月11日世界は再び原子力の脅威を目の当たりにすることになりました。そう、東北地方を襲った東日本大震災による福島第一原発事故です。オバマ大統領が原子力発電所の建設を推し進めようとしたのはCO2による地球温暖化に対してエネルギー政策の転換が必要であるということが背景にあります。

世界的に懸念されている地球温暖化に歯止めをかける必要性を発信したのです。そして原子力発電所保有国2位のフランスは国内電力供給の約75%を占めています。事故に対する備えは万全だと政府側は主張していますが、フランス世論では原発反対論も活性化しているようです。

日本は現在第3位の原発保有国です。福島第一原発事故以前では「もんじゅ」のメルトダウン事故が記憶に新しいところです。菅首相は脱原発を宣言しましたが政府が安定しないため、今後の政策の動向が注目されるところです。おそらく世界で最も深刻な原発事故をおこしたのはロシア(旧ソビエト連邦)のチェルノブイリ原発でしょう。

広島型原子爆弾500発にも相当する放射能を撒き散らし、事故から30年近く経った今でも深刻な被害を克服できないまま原発の拡大を続け今や世界第4位の原発保有国です。原発保有国上位5位の中で脱原発を公表しているのは3位の日本と5位のドイツです。日本ではまだ政策段階で休止中の浜岡原発の廃炉を決定したところですが、ドイツでは段階的に廃止予定ということになっています。