各発電のメリットデメリット
火力発電のメリットデメリット

火力発電は戦後日本の高度成長を支えてきた発電方法です。現在でも日本の電力需要の6割強をまかなっている主力発電なのです。これだけ火力発電が長い間主力発電であった理由にはそれなりのメリットがあるからです。

それでは火力発電のメリットを考えてみましょう。原子力発電と比べた場合、設備構造が単純なので建設費が安く済みます。発電量がほかよりも多く石油や天然ガスは扱いやすいということも大きなメリットですね。また石油や天然ガス以外でも燃やせるものであれば何でも燃料として使えるという面もあります。出力調整が簡単で燃料が調達しやすいということもあるでしょう。

総じて言えば手軽さが火力発電の最大のメリットだと言えそうです。一方メリットがあれば必ずデメリットがあります。デメリットとして考えられるのは、二酸化炭素などの環境汚染ガスを発生させてしまうというのは地球温暖化対策の観点からは大きなマイナスポイントです。また火力発電では熱せられた蒸気を冷やすのに大量の水が使われます。

したがって海の側に立てられることが多いのですが、冷却用に使われた水も高温になりそれを海へとそのまま流出させると水質汚濁が進行してしまいます。そのため大気汚染以外の環境配慮が必要だという面もあります。

日本は資源が乏しいため石油、天然ガス、石炭などの化石燃料を輸入に頼らざるを得ず、化石燃料の埋蔵量には限界があり、国際情勢によって燃料費が変動してしまうというのも大きなデメリットですね。そしてメンテナンスに手間がかかる、火力による発電のため安全面での配慮が必要などもマンパワーがかかりコスト面でのデメリットとなります。