火力発電
コンバインドサイクル発電

汽力発電とガスタービン発電を組み合わせた熱効率の良い発電方法です。最初に圧縮空気の中で燃料を燃やしてガスを発生させ、高圧力にした力でガスタービンを回転させ発電を行います。ガスタービンの回転で使われた排ガスは、まだ十分に高温のためこの余熱を利用して今度は水を沸騰させ、蒸気タービンの回転に再利用した発電を行うというものです。

コンパイルドサイクル発電を採用すると同じ量の燃料で通常の火力発電よりも多くの発電量を得ることが出来ます。また同じ電力を発生させるときの二酸化炭素の排出量も少なくなるため、注目されている火力発電方法です。

地球温暖化防止の為には不可欠な二酸化炭素排出量の削減は世界的な課題になっています。また同じ量の燃料を用いてより多くの電力の供給が出来るのもこの発電方法のメリットです。化石燃料の埋蔵量が少ない日本では汽力発電からコンパイルドサイクル発電の開発は積極的に行われています。

構造は二つの火力発電を組み合わせるため複雑になりますが、ガスタービン発電の利点である小型の発電機を組み合わせることによって大きな電力を得る事が出来、最初に圧縮空気の中でガスを発生させるため、大量の水を沸騰させる必要のある汽力発電よりも初動動作が速いので発電機の起動から停止までの時間も短くて済み、電力需要によりシームレスに対応できるというメリットもあります。

コンパイルドサイクル発電で得られる発電量は汽力発電に比べて2~3倍にも達します。しかし、原子力に比べやはりCO2の排出量は多くなってしまうのが課題でしょう。