火力発電
火力発電のしくみ

火力発電は原子力発電が登場してくるまで日本国内の7割以上の電力をまかなってきた主力発電でした。今でも約5割~6割が火力発電でまかなわれています。基本的な構造は燃料を燃やしてお湯を沸かし、蒸気の力でタービンを回し電力は発生させるというものです。

蒸気機関車と同じ様な原理、もっと手軽に言うとやかんでお湯を沸騰させ、注ぎ口から出る蒸気で風車を回すのをイメージしてもらえば良いですね。そんな原始的な方法で日本の高度成長を支えてきたの?と不思議な感じもしますが、18世紀イギリスの産業革命以来、蒸気の力は世界の産業構造を大きく様変わりさせました。

火力発電もその主力となった一つです。やかんの蒸気が世界を変えた。。。人の考えることはとてつもなくスケールが大きいものですね。蒸気タービンを回した後の蒸気は復水器で冷却されてまた水に戻ります。冷却された水はまたボイラーへと送られ蒸気となってタービンを回す、これの繰り返しを行う施設が火力発電所です。

最も身近な発電所といえば乾電池ですね。乾電池の場合は中の物質が化学変化を起こして発生する熱エネルギーを電力に変えています。これは原子力発電の原理に近いといえます。原子力発電は放射性物質の起こす核分裂の際に発生する熱エネルギーを電力に変えているからです。話がそれました。。。

発電所で作られる電力は蓄電が出来ません。したがって発電所では24時間体制で電力を作り続けるのですが、火力発電は燃料の量を調整することで発電量の調整が可能ですので、季節や時間帯で変動する消費電力に対応できます。